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スゴイ冊子ができた。

今年4月、愛知県のひきこもり支援のための共同生活施設「アイ・メンタルスクール」で事件が起きて以来、若者の自立支援に関わる一人として今自分にできることはないかと考えた上で各地の共同生活の現場を取材させていただき、そこで見たこと、聞いたことをありのままに紹介してきました。

それは、事件が起こり皆様の注目が集まった施設以外にも、共同生活というスタイルは同じだとしても、全然違う手法で若者の自立支援をしている施設があり、そこにはさほど注目が集まらないかもしれないけれどしっかりと若者の自立に寄り添って活動している施設があることを取材することによって少しでもお知らせしたい、という強い思いからでした。

読んでくださる方は少ないかもしれないけれど、今自分にできることをしないと後悔する。通所型だけど若者の自立を支援している一人として皆様にこのまま誤解されるのは嫌だ。恥ずかしいことですがそんな個人的な思いもあり、その個人的な思いが各施設のお世話になり取材に行く大きなモチベーションとなっていたことも事実です。

私には大きな目標と、恥ずかしい個人的な思いがあったわけですが、このたび、共同生活施設が保持すべき『最低のガイドライン』を『叩き台』として提案するという大きな目標を掲げたスゴイ冊子が自費出版されたので敬意とともに紹介いたしたいと思います。

35ページの冊子では、共同生活施設を30年以上運営されてこられたNPO法人青少年自立援助センター理事長 工藤定次さん、同じく26年運営されてこられたNPO法人Peaceful House はぐれ雲代表 川又直さん、同じく10年運営されてこられたNPO法人北斗寮理事長 河野久忠さんによる対談をひきこもり支援にも詳しいフリーライターの永富奈津恵さんが編集・構成されておられます。

『この「叩き台」的小冊子の作成は、「共同生活施設は、命をいかに守り抜けるのか」を考えることが最大のテーマであり、次に「共同生活施設の課題・目的をいかに有効に達成し得るのか」がテーマです。』
『もう二度と、これらの施設において、生命が失われるという悲しい事象が起こらないことを願います。』と共同生活施設が一同に会しこの種のテーマを議論する機会がなかったこと、各施設が自己判断で活動している現実を鑑みて、それが共同生活で起こりうる『事件』、『事件に近い事故』が繰り返せざるを得ない原因の一つになっているのではないだろうか、と課題を提起し、共同生活を運営する方々が集まって『最低のガイドライン』を作成することが『この「業界」の正しい発展』につながり、『閉ざされつつある青少年の未来を拓く重大な要素の一つ』にもなるのではないでしょうか。と広く呼びかけておられます。

長年共同生活型青少年支援施設の運営に取り組んでこられた3者で話し合われた施設運営に必要なことが提案されています。珠玉のノウハウが詰まった冊子だと思います。
冊子の購入希望の方は、NPO法人青少年自立援助センターまでお問い合わせください。
http://home.interlink.or.jp/~ysc/
*文中の『  』は冊子からの引用です。


● 冊子の名前  『共同生活施設のルール』
ひきこもり支援を成立させるための最低限の条件づくりに向けて
共同生活施設での事件から私たちが考えたこと
● 制作・発行 NPO法人青少年自立援助センター
          NPO法人Peaceful House はぐれ雲
          NPO法人北斗寮 http://page.freett.com/hokuto7starr/
● 発行日     2006年8月31日
● 頒価      300円

Special Thanks:工藤定次さん
文責:よし(井村良英)

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