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「率先垂範」(そっせんすいはん)

「共同生活型支援施設(2)」

不登校、ひきこもり、ニート。社会的に孤立した若者の呼び方は
様々変わってきたけど、19年前から変わらない共同生活型支援を
しているピースフルハウスはぐれ雲(富山市)の川又直・佳子夫妻に
お話を伺いにいってきました。


Q:「佳子さんは何でこの支援を始めたのですか?」
A:「川又(直)が始めたから…。結婚したからしょうがないと。『流れ』かな」

Q:「不安とかなかったんですか?」
A:「すごい嫌だったよ。夫婦で見るということは、
預かる子どもたちに何かあったときには
全部の責任がかかってくるわけだし。不安だったよ。」

Q:「というか、生活の不安はなかったんですか!?
お子さんもいらっしゃったんですよね。」
A:「うん、2人。でも、私、昔からお金に苦労しない手相だって
言われてたから。あんまりそういうこと考えなかったなあ。」
A(直):「あの時は極貧だったなあ。週に2本ビールが飲めて、
月に一回380円のラーメンを外食できればいいほうだった。
でも、人のために仕事をしてると、自然とお金はついてくるもん。
『For You』の精神。わかる?」

Q:「そんなもんなんですか…。ところで、つらかったことって何ですか?」
A:「最初の5年間はしんどかったよ。夫婦だけで8~10人預かって。
フルで働いてたから。」

Q:「フルって?」
A:「早朝から全員の弁当作って、みんなの朝ごはん作って、
子どもたちの勉強を見て、自分の子どもを保育所に送って、
子どもたちと農作業に出て、みんなの昼ごはん作って、
また、子どもたちと農作業に出て、自分の子ども保育所に
迎えに行って、買い出し行って、みんなの晩御飯作って、
自分の子ども寝かしつけて…、その繰り返し。」

Q:「はぐれ雲の、最近2ヶ月の献立を見せてもらったのですが、
コロッケが2回登場する以外、全部違うメニューですね。すごい!」
A:「自分の食べたいもの作ってるだけだよ。そういえば、私コロッケが
好きだからね。」

Q:「面白かったことは何かありますか?」
A:「う~ん、何でも面白いけど、やっぱ知的障害に生まれた
自分の子どもの成長とはぐれに来る子たちの成長とからみあったことかな。
知能に比べて、社会性が1歳以上高いって専門家の人が驚いてたよ。
掃除、手伝い、生活のことは何でも自分でやるし。
私一人では絶対にこうは育てられなかった。
これも、はぐれを始めてから10年位してからわかったことなんだけどさ。」

Q:「最後に、共同生活のよさって何だと思いますか?」
A:「人間の基本を身につけることができることかな。」

Q:「人間の基本って?」
A:「日常でやってることなんだけど、挨拶、御礼を言えること。
掃除、料理の作り方などの生活技術を身につけていること。
ちょっとした雑談ができたり、必要なことが話せること。」

Q:「ちょっとした雑談ができるってやっぱ重要ですか?」
A:「大きいよ。例えば、相部屋の子のステレオがうるさいって
言いたい時も、その前に雑談ができてると大丈夫だけど、
いきなり言うとけんかになっちゃうじゃん。」

Q:「他に、共同生活のよさってありますか?」
A:「気に入らない人間とも一緒に暮らせるよ。
みんな最初はぶつかるんだけど、
それなりに距離が取れるようになっていく。
ほら、社会に出たら半分くらいは嫌なやつじゃん。
距離を取れるって大事なことだと思うよ。」

Q(カズ):「いろんな親御さんを見て来られていると思いますけど、
今子育てをしている親にアドバイスはありますか?」
A:「子どもを社会に出すことを頭においておくということだね。
3歳の子を前にして20歳のイメージを持つことは大変だと
思うけどそれをしなくちゃ。あと、言わなきゃいけないことは
言わないと。例えば、掃除が行き届いてないところを
見つけたら流しちゃだめ。その時本人が理解できなくても、
こういうときにこういうことを言われたということが残ることが大事よ。」
A(直):「率先垂範。」

Special Thanks : 川又佳子、川又直、
野本大輔、茂一、みっちゃん、まあちゃん、他はぐれ雲の皆様

ピースフルハウスはぐれ雲
http://www.haguregumo.com/

インタビュー  :よし&カズ
インタビュー日時:5月22日深夜

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コメント (1)

昔の記憶:

 昔、ある大人に「作家になりたい」というと、
「ダメだ!売れなきゃ食っていけないんだから」
といわれ、「じゃ、先生は?」と聞けば、
「あんなの、世界が狭いからダメなんだ!」と
いわれたことを今でもよく覚えています。

 先生という職業に就いていらっしゃる方々、
悪く思わないでください。いい先生もたくさんいらっ
しゃいますから。

 子どもながらに、先生についての話は違う!と
思ってましたが、おっしゃるとおり、いわれたことは
なぜだか脳裏に焼きついております。
その人は、熱くて頑固なおじさんでした。
先生のところで気分を悪くされた方は、申し訳ありません
でした。頑固なおじさんに免じて許してあげてください。
(不適切な場合は削除していただいても、構いません。)

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