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ハイネケン(2)

若年者の自立を支援する現場には
こんな‘ハイネケン’な話はきっと溢れていると思う。
僕は、自分の現場しか知らないので
他の人の話もぜひ聞いてみたいと思う。

一昨年「ニート」という言葉が登場したお蔭様で
今まで全く光のあたらなかった
社会的に孤立した若者達にも光があたり、
広く興味を持っていただけるようになった。

興味を持っていただけるようになったことは
とてもうれしいが、ご批判もいただくようになった。

「何でそんな働きもしない若者を支援しなければならないのか?」
「甘やかしすぎなんちゃう?」
といった批判だ。

僕は7年前に「ひきこもり」と呼ばれていた
家族以外と交流のない青年達に始めてであって以来、
様々な場面で社会的に孤立している若者が
日本にたくさんいることを知った。
社会的に孤立している状態とはつまり、
「社会」や「会社」で育つ機会を失っている状態であるのだから、
家族と本人の努力だけではどうにもならず、
例えばDさんのように支援を受け、
「社会」や「会社」に入る準備をし、
「社会」や「会社」で一人前に育つことが必要だ。

僕は、家族以外の大人が若者を育てていくこと、
若者に関わる大人が増えることが困っている人たちを
甘やかすことにはならないと思っている。
家族も、本人も今ある状況を抜け出したいと思っていて
なんとかしたいと努力しているのに、
「甘やかしている親が悪い」
「努力の足りない本人が悪い」と
感情的に責められつづけている人たちがいることも知った。
親や本人を責めても何も始まらないのに・・・。

海外の貧困で困っている子ども達の里親になったり、
いろいろと支援をする人は多いのに、同じ日本で暮らす、
この人たちを一人前の社会人に育てる人、支援する人は少なく、
批判する人が多いのはなぜだろう、とずっと思っていた。

最近気づいたことがある。
「ニート」の批判をする人は、「ニート」に出会ったことのない人だ。
僕も必死な彼らに出会っていなければきっと批判していたと思う。
普通に暮らしていると「ニート」に出会う機会はないだろうから
イメージで捕らえてしまうのは当たり前かもしれない。

だから、「ニート」を知る若年者を支援する現場の人たちは
現場に来る若者のこと、起こっていること、‘ハイネケン’な話
などの事実を今、淡々と伝えることが大事だと思う。

今日で「いむらくんのコーナー」は終わります。


井村良英

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コメント (4)

藍:

 「いむらくんのコーナー」問いかけてくるものが

 あって良かったのに、終わってしまうの・・・

 残念です!

加藤彰俊:

井村さんのコーナー、全部読みました。
私よりも若い!うんと若い井村さんの文章をみて、いい仕事しているなと感動しました。
井村さんは、若い人たちに「伴走者」として日々努力をしている姿がとっても輝いて見えます。
今年も一枚の辞令で、どこかに転勤せねばならないかと思っていましたが、また1年間?井村さんの顔の見える範囲で仕事ができそうです。

あなたの顔の見える範囲で誰も仕事をしたくありません。
また転勤、っていうかみなさんの事を考えて辞めてください。それにこのサイトでは加藤さんはお門違いです。
もう、入らないでください。

あんたはこのサイトに入るな!

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