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あっ、オオイヌノフグリの花が咲いている

「我が子と仕事の接点は?~そのとき親はどうする?~」
講師:東京大学社会科学研究所 助教授 玄田有史
    NPO法人「育て上げ」ネット 理事長 工藤啓氏
    東京しごとセンターヤングコーナー 栗田博夫氏

日時:3月2日(水)13:30~15:30
(講師の方々がそれぞれ話し、その後30分パネル
ディスカッション)

会場:アミュー立川

<講演の概要>
【玄田有史】
 私はあまりフリーターを深刻に心配だと思っていない。

それは、吉野家でもそうだが、儲かっている店舗は
①駅の近くにある
②しっかりした教育(広い意味での人間教育)ができている
からだ。

ただ、フリーターが正社員と異なる点は、年金・保険など
「自分で自分の身を守る」ことがより大切になる。

立川にもあるが、総合労働相談コーナーがあるので、
泣き寝入りしないでほしい。

役所の窓口は、なにかと評判が悪いが、
親身になってきいてくれる人もいるものである。

 フリーターも27歳くらいになると、辞めたくなる。
そのとき、求められるのは、
「自分が何をしてきたのかささやかな誇りをもって語れるかどうか」。

例えば、内引き(=アルバイトの商品持ち出し)が少ないコンビニのリーダーなど。

間違っても「○○(有名企業)の正社員でした」では
「へぇ、すごいですね。」で終わってしまう。

 自分が何をしたいかわからなければ、東京し
ごとセンターやジョブカフェというところぬ行ってみて、
とにかく働いてみる。その中でわかる。

 「今大人に必要なのは、自分の人生を充実させること」(村上龍)

【工藤さん】
 同窓会に出席したら、27歳でフリーターをしているのは案外少なかった。

 昨年ヤングジョブスポットに関わったが、フリーターの人は
自由になるのは時間だけで不自由さを感じていた。
25歳以上になると、友達が消えていく。

 仕事が選べない人は、イメージが1つしかない。
仕事は30,000もあるのだから、確率は1/30,000で難しくて当然。
やりたくないことを見つける。

 30代でフリーターをしている人は、自由を与えられすぎており、
制約がない。このような人たちには「いつまでにできなかったら就職しなさい」
などといいわけを作ってあげ、約束させる。

周囲の人にミュージシャンに絶対なるっていっちゃった
からひくにひけないなんて人には、

「親が○○歳までに芽が出なかったら就職しなさいっていっている」

というようないいわけを作ってあげると、心の余裕をもつことができる。

この周りの人にいわれたから、しょうがなく「育て上げ」ネットに
きたを作ることが大事。

 家と仕事しかない人はそのうちの1つでも、崩れると脆い。
最近ではフリーターになれても、「育て上げ」ネットに来る人がいる。

 初めて「育て上げ」ネットに来る時に、
お父さんが一緒に来る人は少ない。

 最初に行くときには「3月8日の3時に東京しごと
センターの栗田さんが待っている」と個人名を出す。


【栗田さん】
 東京しごとセンター来訪者には4つのパターンがある。
①ワンポイント・アドバイス(司法試験⇒企業の法務部)で立ち直る。

②就職活動の方法がわからない(ミュージシャンを目指していたなど)

③自信喪失のため働けない

④向いている仕事がわからない

③④がちょっと時間がかかり、④のタイプは周り
の人の応援を必要とする。やりたいこととできることは違う。

 最近企業が求めるものの第1位がコミュニケーション能力である。

 困った時は、1人で悩まず「相談できる人」を作る。それが第一歩。

【パネルディスカッション】
 玄田有史が司会をつとめ、
「休憩時間のあいだに質問を考えるように」
と訴えていた。

やはり人の話を聴くときはただ漫然と聞くのではなく、
質問を考えながら聴くものなのだ。

 「質問はありませんか?」の声に1人の聴衆が
「コミュニケーション能力とは何ですか?」と質問。

(栗田さん)、
 コミュニケーション能力とは、
「話を聞くこと、目線をあわせること」

(玄田有史)
「他者に論理的に自分の考えを話すというのと
横文字でプレゼンができることなんていうのは僕嫌い」

 このあとも質問は続いた。よくコンサートなんかで
「会場が1つになる」というが、
この言葉はこんな時のためにあるんだろう。

 1つ1つの質問に耳を傾けていると、
ふと小道に咲くオオイヌノフグリが思い浮かんだ。
小さいけれども、みんな身を寄せあうようにして
可憐な花を咲かせている。

(玄田有史)
 「年齢は関係ない」「ちゃんと朝ご飯を食べよう」、
「小さい時に好きだったことを否定しないでほしい」、
「働くことは世の中いろんな人がいるなぁを実感すること」

(工藤さん)
「年齢があがると(40代など)時間がかかる」

(栗田さん)
「子どもはあまり褒められていないようだ。
(特にお父さんは)子どもを褒めてあげてほしい」

など、明るく思いやりに満ちた回答が印象的
なパネルディスカッションだった。

 最後にある人が
14歳からの仕事道(しごとどう)という本、
私が読んでもいい本です。図書館に置いてもらいましょう。」
と宣伝したところ、

すかさず玄田有史は、
「しごとどうじゃなくて、しごとみちなんですけど。
それに、図書館に置くんじゃなくて買ってください。」
と切り返し、本の宣伝に抜かりがなかった。

みち」については、玄田日記をご覧ください。

<終わりに>
 この日の天気は快晴。講師の方々のお言葉は、
聴衆の心の中を春風のように吹き抜けていったの
ではないだろうか。

きっと講演後にポカポカと温かい気持ちになり、
心に春が訪れた人もいるでしょう。

 あしたからちょっとでも前を向いて歩いていけそう 

そう思う人があの会場に1人でもいたら、玄田有史を
はじめとする講師の方々の、人々に対するかぎりない
愛情の賜物である。


                  井上 智晴

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コメント (2)

ぐるるるる:

オオイヌノフグリ・・・好きな花だったのだけど、
小学校の時に山野の花だかの図鑑を理科の先生から借りて読んでいたりしてガーーン。そんな名前つけなくても・・・と。ぜんぜん名前があのきれいな花に似合わない。たしかにそうだけど・・・。じぶんで新しい名前をつけようかと悩みました。ね、そう思いませんか?

あっ・・・:

まず何か書こうとさっき書いたら、、、いま春を告げる花で講演にぴったりと。。。いうとこ読んだとこです。あ。。。やっちゃった。ごめんなさい。花は好きですよ。だから名前に小学生の私は幻滅しちゃったの。でも講演にぴったりというのは???可憐な講演???って想像つかな~い。わけがわからなくなる講演、よけい混乱する講演、ぐるぐるぐるの講演、が私の体験。たいてい講○のあとは頭抱えてしまいます。へえー、うん!となったことは、、、ほとんどないかも。完全にげんだゆーじさま?の狙いにひっかかってしまう私です。いつもぐるぐるぐるぐるぐるぐる。ふう・・・・。

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